旅行記一覧

「私の能登物語 My Story in 能登」あなただけのとっておきの能登ストーリー。ご応募いただいた皆様の旅行記をご紹介しています。

2016年の旅行記

2016年10月28日

能登の思い出

今からもう四十年以上も前のことです。子どものころ、夏になると毎年のように能登に海水浴に行っていました。大阪から十時間かけ、酔い止め薬のお世話になりながらの旅でした。やっと能登半島に辿り着いたときに父のワーゲンで走った千里浜なぎさドライブウェイは、記憶はかすかですが、広々とした砂浜がどこまでも広がって爽快でした。

滞在したのは輪島や珠洲の国民宿舎でした。当時まだ幼稚園児ぐらいだった私は父に連れられて男風呂に入ったりしていました。たしかそこで、海でたまたま仲良くなった男の子とばったり会い、一つ二つ年上だった向こうが、驚いていたのを覚えています。父は笑っていました。

幼かった私は食べるのが遅く、いつも母がそばで食べ終わるのを待っていてくれたのですが、なぜかミョウガがたっぷり入ったお吸い物がとても美味しかったのを覚えています。そのせいか、今でもミョウガのお吸い物やお味噌汁が大好きなのです。

珠洲には軍艦島と呼ばれる面白い形の島がありますが、海ではいつの間にか流されていることがよくあるので、その島の位置を確認しながらいつも遊んでいたのを覚えています。珠洲の海は遠浅で、子どもが遊ぶのにはうってつけでした。私が泳げるようになったのも珠洲だったと記憶しています。

そしてあれは輪島だったと思うのですが、砂浜で鬼の格好をした男性が数人で太鼓を代わる代わる叩くのを見物しました。海風の中、髪を振り乱しながら太鼓を叩く荒々しい鬼の様子がいかにも恐ろしく、私は半泣きになりながら親のかげに隠れて見ていました。

小学生になってからは、夜に見た綺麗な花火を絵日記に描き、それを父に褒めてもらったのがいい思い出です。お土産にはいつも朝市でアワビの干物を買っていました。これが絶品で、二、三個家族みんなでぺろりと食べてしまいました。今でも忘れられない味です。


神奈川県 ペンネーム もころん 様

【事務局評】
能登への旅行が、子どもの頃の大切な思い出の1つになっているようで嬉しいです。
40年以上前の能登と、今の能登では変わった部分もありますが、千里浜なぎさドライブウェイや軍艦島などは、今でも人気の観光スポットです。
是非また能登へお越しになり、思い出の地を訪ねてみませんか?


2016年9月9日

初めての能登

お義父さんが能登出身で、結婚して初めての盆休みに、生まれて初めて能登に行きました。

お義父さんは、今は他県に住んでいますが、初めて会った時から、ふるさと能登に対する愛を語っていました。それを聞くにつけ、いつか能登に行ってみたいと思ってはいたものの、四国出身の私にとって、能登は異国の地ほどの遠方の地。イメージするのは、漆黒の日本海の雄々しい荒波でした。

しかし、この夏に行った能登は全く想像と違いました。吸い込まれるような青さの日本海、千枚田では眩いほどに輝く緑の棚田に感動し、千里浜なぎさドライブウェイでは地平線に消えゆく夕陽を見ながら砂浜をドライブ。

和倉温泉では穏やかな七尾湾を望みながら出湯につかり、輪島では、今も息づく漆芸職人の技に感嘆。
新鮮な魚介がてんこ盛りの能登丼、能登牛の焼肉も堪能しました。

能登は、まさに、日本の良さをぎゅっと凝縮したような場所でした。普段、大都会の喧騒の中で暮らしている私にとって、能登の旅は、心が洗われるような時間になりました。仕事に疲れた時は、そんな能登の旅を思い出し、また頑張ろうと思います。


大阪府 ペンネーム サトコ 様

【事務局評】
能登のイメージが良くなったようでこちらも嬉しいです。
今回は夏にお越しいただいたようですが、春はノトキリシマツツジや桜、秋は色づく稲穂や紅葉、冬は日本海の波の花など、四季それぞれの風景が楽しめますので是非次回は別の季節にも遊びに来てください。
また、四国のお友達にも能登をオススメください。直行便はありませんが、羽田空港で乗り継げば能登まであっという間に到着しますよ!


2016年5月16日

牡蠣につられて能登和倉万葉の里マラソン

2014年3月、愛知県から女一人で能登和倉万葉の里マラソンに参加しました。
参加の決め手となったのは、参加賞が名物の牡蠣だったこと。
過去5週間で3回目のフルマラソンで、コースのアップダウンは足に堪えましたが、晴れた日で七尾湾が美しく、またエイドの給食のミニ牡蠣丼の牡蠣もぷりっぷりでおいしくて、テンションが上がりました。そのためか、タイムも思ったよりはよい結果でした。

レース後は和倉温泉へ。露天風呂で海を見ながらのお風呂はとても気持ちよかったです。
温泉を出てからは、コンビニで缶チューハイを購入し、いざ参加賞の受け取りへ。

焼いた牡蠣が2個くらい出てくると思ったら、なんとスーパーの袋に牡蠣が何個も入っていて自分で焼いて食べるものでした。これは本当においしかった!

2015年に結婚して、今は独身だった頃のように自由にマラソンも旅行もできなくなってしまったけど、またいつか能登和倉万葉の里マラソンに参加、あるいは参加しなくても能登牡蠣を食べに行きたいです。

愛知県 ペンネーム 走るペンギン 様

【事務局評】
牡蠣のおかげで良いタイムが出てこちらも嬉しいです。
今度はぜひご夫婦で牡蠣を食べに能登に来てくださいね。
能登牡蠣(真牡蠣)のシーズンはGWで終わりますが、これからは岩牡蠣のシーズンに入ります。ぜひこちらも味わってみてくださいね!


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