ブックタイトルぶらり能登2017

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概要

のと星山空港から始まる能登人と出会う旅をご案内します。

のとてまり奥能登の山あいで一つひとつ袋がけを行い、手間暇かけて栽培された大型の能登原木椎茸で、冬に旬を迎えます。一般的には「のと115」として出荷されますが、傘の直径が8cm、厚みが3cm、傘の巻き込みが1cm以上ある大型のものを「のとてまり」と称し、厚さ、香り、歯ごたえも豊かで、最高級椎茸として県内外の高級料亭やレストラン等で使われ、「山のアワビ」や「ステーキしいたけ」とも呼ばれています。能登野菜能登半島は、夏が涼しい海洋性気候で粘り気が強い土壌も相まって、独特の風味を持つ野菜が育てられています。栽培に30年以上の歴史のある「能登伝統野菜」には、ほろ苦さが特長の中島菜、そうめんかぼちゃとも呼ばれる金糸瓜などがあり、広く流通・栽培されている「能登特産野菜」には、甘味の強い能登かぼちゃなどがあります。能登在来の野菜は、祭りや仏事・神事に振舞われる料理にも欠かせない存在で、能登の風土に根付いています。能登大納言小豆和菓子の材料の代表は、あんこを作る小豆で、なかでも大納言小豆は高級品です。奥能登一円で作られる能登大納言小豆は、ひときわ大きな粒と艶やかな赤い色が特徴で、炊いたときにふっくらと皮が柔らかくなり、食べても皮が口に残りません。味や香りも最高級といわれる丹波産にひけをとらない品質と高く評価されています。能登の和菓子屋でも使われ、きんつばやどら焼きなどでいただくことができます。能登栗奥能登で栽培されている栗の総称です。能登栗の美味しさの秘密の一つに土壌の良さがあり、粘土質の赤土は水持ちがよく、ミネラルをたっぷり含んでいます。大粒の栗は、色艶が美しく、シンプルに茹でるだけでも十分美味しいですが、栗ごはんや栗菓子など、調理するとさらに味わいが深まります。栗拾いが体験できる観光農園もあります。能登山菜豊かな自然が残されている能登は、山菜の宝庫でもあります。厳しい冬が明けて、春の訪れを告げる山菜は、ふき、わらび、ぜんまい、うど、かたは、あさつき、せんな、こごみ等種類も豊富。天ぷら、酢の物、ぬた和え、きんぴらなどに調理して春の食卓を賑わせています。これらは採取地の荒廃を防ぐために根こそぎ採らないように配慮し、ふき、うどなどは自然に近い形で栽培も行われています。能登白ねぎ沢野ごぼう金糸瓜かもうり能登かぼちゃ能登赤土馬鈴薯能登金時神子原くわい小菊かぼちゃ中島菜能登ミニトマト63