ブックタイトルぶらり能登2017

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概要

のと星山空港から始まる能登人と出会う旅をご案内します。

ばきを見つめます。淳子さんは、「この店はお座敷でお茶が飲め、工場見学もできるんですよ」という。そんな能登ならではのおもてなしで、いろんな人と話し、もっと地元のよさを伝えたいと元気に話します。希林さんは、「やはり、おかみさんの魅力ですね。これからも能登で、若い人材を育ててくださいね」と二人にエールを送りました。昔の湯治場で原点回帰 能登二日目の宿は、珠洲市上戸町の湯宿さか本です。細い山道を走っていくと、低い軒と白漆喰の建物正面が見えてきます。 ここは湯治場の歴史を大切にしつつも、現当主の坂本新一郎さん(62)が万感の思いを込めて造った宿とのこと。建物は地元材に漆塗を施し、全体にシックで物静かな雰囲気を漂わせた日本家屋で、輪島在住の建築家と工務店が手塩にかけて造り、平成元年に完成しました。 あるじの坂本さんは、蕎麦打ちの基本を多田鉄之助氏(食味評論家)に学ぶも、あくまで自分の食べたい味を求めて研けん鑽さん。蕎麦は料理の一品として出され、さらに煮物は京都月心寺庵主や辰巳芳子さんなどに学んで、独自の工夫を加えています。 樹木希林さんと共に、能登の美食を堪能する至福の刻。希林さんは合ごう鹿ろく椀わんで出された蕎麦に目をみはりつつも、箸を休める間もなく次々33 多間栄開堂(だまえいかいどう)明治40年創業の和菓子屋。能登大納言の「きんつば」や、珠洲名物どら焼「太鼓まんじゅう」などが人気。珠洲市飯田町10-11 ??0768-82-0121【map P68 G-4】