歴史を重ねた古刹・史跡探訪

冬場の注意点は?

冬期休館の施設もあるので事前確認を。七尾城跡や石動山は積雪が多いので冬場は避けた方が良い。滑りやすい場所もあるので積雪時や降雨時は要注意。

時間配分の注意点は?

移動距離は比較的短いが、車を停めてからの移動時間や散策時間を考えて余裕をもって行動しよう。冬場は暗くなるのが早いことも考慮して。

ドライブの注意点は?

七尾城跡や石動山へは道幅が狭く、カーブの多い山道を通る。ゆっくり注意しながら走ろう。

1日目
能登立国1300年。歴史ロマンに触れる(前編)
養老2年(718)、越前国から羽咋・能登・鳳至・珠洲の四郡を分離して能登国が誕生しました。古代から連綿と続く能登の歴史を伝える史跡や古刹を訪ねるプランです。
10:00
のと里山空港(のとさとやまくうこう)

予約しておいたレンタカーで出発。のと里山空港ICから穴水方面へ。

車で約60分
能登の海
車窓を楽しむなら国道249号線で。越中国司として赴任した大伴家持が歌に詠んだ能登の海が眺められる。
石川県七尾美術館
丸い屋根は地名の由来である七つの尾根を表現
地元でも親しまれている美術館
能登ゆかりの作品を中心に展示。能登で生まれ、安土桃山時代に活躍した絵師・長谷川等伯の作品が大型ハイビジョンで鑑賞できる。
車で約10分
11:50
山の寺寺院群と瞑想の道(やまのてらじいんぐんとめいそうのみち)
本行寺
キリシタン大名の高山右近が滞在したと伝わる本行寺
本延寺
長谷川等伯の生家の菩提寺である本延寺
妙観院
唐門造りの山門が目をひく妙観院
心静かに探索したい道
金沢入城前に能登の城主として七尾に入った前田利家が城下の守りを固めるために寺院を配置した場所で現在も16の寺院が集まっている。
車で約15分
農家を改築した手打ちそばの店。囲炉裏のある落ち着いた空間で、十割そばが味わえる。
蕎麦処 欅庵
のどかな集落の中にある

イル・ピアット・ハタダ

能登の食材を豊富に使ったイタリア食堂。カジュアルな雰囲気でパスタやアラカルトが楽しめる。


イタリア国旗がはためく陽気な空間

車で約10分
13:45
能登国分寺跡(のとこくぶんじあと)
約400年栄えた寺院跡
奈良時代、聖武天皇の「国分寺建立の詔」により、全国に国分寺・国分尼寺が建立された。能登では約100年後に元々あった寺院を格上げし国分寺としたと伝わる。国分寺の遺構がはっきりわかるのは全国でもまれ。南門と塀が復元され往時の繁栄を伝えている。
能登国分寺跡
史跡公園として整備されている
能登国分寺跡
公園内の展示館では出土品や模型を展示(入館200円、冬期休館)
電話番号/0767-52-9850(能登国分寺展示館)
住所/七尾市国分町リ-9
営業時間/敷地内は自由

「能登立国1300年」

能登国は養老2年(718)に越前国から羽咋、能登、鳳至、珠洲の四郡を分離して誕生、2018年が1300年の節目にあたる。政治の中心である国府の詳細な場所は分かっていないが、全国的に国分寺の近辺にあることが多く、能登でも国分寺の周辺にあったと考えられている。能登国分寺公園内で2018年10月完成予定の七尾博物館(仮称)では、能登立国1300年にちなんだ展示も行われる。

車で約50分
15:00
石動山(せきどうさん)
歴史散策を楽しもう
富山県との県境に位置する標高564mの山で、古来、信仰の対象として崇められてきた。山頂部には平安時代に編纂された延喜式に名を残す伊須流岐比古神社(いするぎひこじんじゃ)や全山を統括した大宮坊の遺構があり、国史跡に指定されている。
石動山
信仰の山を象徴する伊須流岐比古神社
石動山
最盛期には360余りの坊を支配したという大宮坊を復元
電話番号/0767-76-0408(石動山資料館)
住所/中能登町石動山
営業時間/敷地内は自由
車で約50分
16:50
雨の宮古墳公園(あめのみやこふんこうえん)
雨の宮古墳公園
古墳の上からは町が一望できる
電話番号/0767-72-2202(雨の宮能登王墓の館)
住所/中能登町西馬場7-12
営業時間/敷地内は自由、雨の宮能登王墓の館は12/1~3/20冬期休館
古代ロマンを満喫
4世紀中期から5世紀初めにかけて造られた36基の古墳から成る雨の宮古墳群。一番高い場所にある1号墳や2号墳から町を眺めることができ、国史跡に指定されている。すぐ側にある「雨の宮能登王墓の館」では埋葬施設の実物大模型や出土品を展示している。

能登上布会館

2000年の歴史を伝える麻織物「能登上布」の工程の見学や機織体験ができる。

電話番号/0767-72-2233
住所/中能登町能登部下134-1
営業時間/9:30~16:00(10~3月は~15:00)
休日/月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
車で約40分
18:00
千里浜なぎさドライブウェイ
日本海に沈む夕陽がきれい!
日本で唯一、車で砂浜を走行できるドライブコース。
車で約5分
ちりはまホテル ゆ華
のと里山海道・千里浜ICそばにありアクセス抜群。様々なタイプの客室があり、ニーズに合わせてセレクトできる。能登の味覚が堪能できる料理や琥珀色の高濃度源泉が人気。

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2日目
能登立国1300年。歴史ロマンに触れる(後編)
海に向けて開けた能登の中央部は、大陸との交流の窓口となった場所でもありました。古からの歴史を伝える神社仏閣や中世に栄えた城跡なども見どころです。
1日目の宿
ちりはまホテル ゆ華
車で約30分
9:00
永光寺(ようこうじ)
永光寺
参道や伽藍が往時の隆盛を偲ばせる
中世文化財の宝庫
正和元年(1312)、瑩山(けいざん)禅師によって創建された。南北朝・室町時代と隆盛を極めたが、応仁の乱・天正7年(1579)の兵火により全山焼失。現在の堂伽藍は寛永時代以後に再興された。
電話番号/0767-26-0156
住所/羽咋市酒井町イ-11
営業時間/8:30~17:00
休日/無休
料金/300円
車で約20分
10:00
豊財院(ぶざいいん)
總持寺や永光寺を開山した瑩山禅師が曹洞宗を広めるため能登で最初に開いた。重要文化財に指定されている仏像や住職が自らの血で書いたという「血書大般若経」などの寺宝が残る。
豊財院
のどかな里の中に佇む
豊財院
重要文化財の木造聖観音立像
電話番号/0767-26-1065
住所/羽咋市白瀬町ル-8
営業時間/拝観は要予約
料金/400円、団体(20人程度)350円
車で約10分
昔ながらの棚田で減農薬、有機肥料により栽培され、ローマ法王に献上したことで知られる「神子原米」や採れたての野菜、手作りの加工品などを販売している。
神子の里
山あいの直売所に多くの人が訪れる

富山県氷見市との県境に近い羽咋市の神子原地区には美しい棚田が広がる。

車で約15分
ランチや休憩に!
のと里山海道千里浜ICそばに2017年オープン。新鮮な地元産の野菜や市内菓子店による限定スイーツ、自然栽培の羽咋米やお酒、工芸品などが揃う。レストランやパン・おにぎり・弁当もありランチスポットとしてもおすすめ。
道の駅 のと千里浜
道の駅 のと千里浜
レストランでは野菜ダシ「ベジブロス」を使用した優しい味のメニューを提供
道の駅 のと千里浜
道の駅 のと千里浜
手作りのおにぎりやパンが美味しいと好評
道の駅 のと千里浜
道の駅 のと千里浜
タイヤ洗浄コーナーもあり。千里浜ドライブの後にもおすすめ
車で約10分
12:15
氣多大社(けたたいしゃ)
氣多大社
国指定重要文化財の本殿
2100年の歴史を持つ「能登一の宮」。                    
車で約10分
13:00
妙成寺(みょうじょうじ)
妙成寺
海に向かって立つ優美な五重塔
永仁2年(1294)開山と伝わり、加賀藩前田家に庇護された。
車で約50分
14:20
七尾城跡(ななおじょうあと)
七尾を見下ろす山に築かれた七尾城は、室町時代に能登国守護に任ぜられた畠山氏の居城で、上杉謙信の軍勢に攻め落とされるまで169年にわたり、能登の中心として栄えた。本丸を中心に多数の郭が配された大規模な山城で、本丸跡、二の丸跡、屋敷跡、桜の馬場跡などが残っており、苔むした石垣の道は散策コースとしても人気。
七尾城跡
七尾湾や街の様子が一望にできる
七尾城跡
城の中心、桜の馬場に向かう
道は石垣が見事

ボランティアガイドの案内で城跡めぐり

はろうななお
私たちがご案内します!

歴史に詳しい七尾市の観光ボランティアガイド「はろうななお」に案内してもらえば、城跡めぐりがさらに楽しく興味深いものに。

3日前までに要予約。
ガイド交通費1000円。
お問合せは0767-53-8815まで。
車で約60分

奥能登山海市場

奥能登山海市場
七尾から空港へ向かうのと里山街道の途中で立ち寄るなら別所岳SAへ。七尾湾が眺められる展望台、別所岳スカイデッキ「能登ゆめてらす」と買い物や飲食ができる「奥能登山海市場」がある。
16:00
のと里山空港(のとさとやまくうこう)
レンタカーを返して搭乗口へ。
のと里山空港